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住宅つれづれ草(ブログ)の保存庫

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塗装前 塗装完了
2025年2月24日(月)
Hハイツ外部改修工事-6

■雨戸・戸袋板も塗り替えましょう

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

Hハイツのベランダ面は窓が大きくて枚数が多く、壁面はほとんど雨戸・戸袋板です。

一般住宅でも雨戸・戸袋板は良く見られますが、錆や劣化の観点からは別に塗装しなくても良い部分です。予算が無い場合は雨戸・戸袋板を塗らない選択を選ぶお客様もいます。

ただ経年劣化から雨戸・戸袋板は、チョーキングや汚染しています。建物全体が綺麗になった場合、この汚染が目立ってしまうのでモリタ建装では雨戸・戸袋板の塗り替えをしています。錆などの劣化はしないけど建物全体が綺麗になると目立つものは見積に入れています。また劣化はせずともシリコン系塗装によって塗装物が守られるので無駄ではありません。

特にHハイツのベランダ面はほとんど雨戸・戸袋板なので、塗り替えした事が感じられなくなってしまうので、予算的な問題はありましたが雨戸・戸袋板の塗装が決まりました。

建物の外観にたいして雨戸・戸袋板の存在感は思ったより高く、建物の塗り替えに際しては塗り替える事をおすすめします。

雨戸・戸袋板の塗り替える色に関しては、雨戸特有の色があるのでモリタ建装では雨戸専用の塗料を使用しています。また新築時から雨戸は艶が無いので、塗り替えに際しても艶が抑えられたものを使っています。

雨戸・戸袋板は錆や劣化が無いので、錆止め等の下塗りは必要無いので、上塗り2回仕上げにしています。

工事前 足場仮設
2025年2月17日(月)
Hハイツ外部改修工事-5

■綺麗な足場は良い仕事の証です

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

建物の外装塗り替え工事には、外部全体に足場が必要になります。

足場は完了後には解体撤去し建物にはなにも残らない工事なので、見積書段階で必要無いんじゃないか?と疑問を持たれる方もいます。

しかし、シーリング・水洗い・塗装・手直し・検査等々で10回以上の工程をこなすには足場は必須の物になります。ハシゴなどで塗り替え工事をする業者もいますが、数回の工程しかこなせないでしょうし、足場の養生シートも無いので近隣への塗料飛散事故など考えれば足場の必須性がわかるでしょう。

昔は木の丸太足場など使われ、次第に鉄の単管足場になり、現在ではシステマチックなBIKE足場が標準になりました。

BIKE足場はサイズや接合方法など十分に安全性が向上し、なにより工事時間が早い為、工賃の低減にもつながっています。

足場を使用する作業員にとっても、BIKE足場はキチンと床板があるので安全で正確に工事が出来ます。

今回の写真を見て分かる通り、大変綺麗な足場とメッシュシート掛けになっていますが、これがガタガタでみすぼらしい足場の現場もたまに見られますが、このへんを留意しない塗り替え業者ではロクな仕事は期待できません。

外から足場を見てガッチリ綺麗に欠けられている現場は、仕事内容も丁寧で間違いのない工事を期待できるでしょう。

後に残る物ではありませんが、良い仕事には足場は必須の設備になります。

ですからお客様にも足場金額が見積書に乗っている事にどうぞご理解をお願いします。

塗装前 塗装完了
2025年2月10日(月)
Hハイツ外部改修工事-5

■鉄部の塗装は錆に十分注意し長持ちする塗装にします

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

前にも書きましたが、ハニーハイツの廊下天井は鉄製品で、旧塗膜も剥がれおち各所で錆が進んだ状態です。

人が歩く廊下なので、事故が起これば人身事故にも繋がってしまう大変大事な部位です。

錆びた鉄の塗装で一番大事なのは、現在錆びている部位を綺麗に撤去する事です。しかしサンドブラスターなどを使えば旧塗膜も錆びも完全に取り除けますが、塗り替え工事では手作業、せいぜいが電動工具を使う程度なので旧塗膜は活塗膜は残し、錆も脆弱部を全て撤去する程度になります。

鉄が錆びるという事は、鉄が酸素に触れて酸化する事により発生するので、鉄と空気を触れさせない事が重要になります。

今回は錆を電動ドリルにワイヤーカップを取り付けたもので入念にケレンして、エポキシ系錆止めで完全に封じ込め酸素に触れないようにします。ただエポキシ系錆止めは紫外線に弱い為、上にシルビアNADシリコンを中塗り・上塗りして仕上げました。

このように鉄と酸素が触れない塗装を心がければ、鉄製品でも長期間錆びないものを期待する事が出来ます。

シルビアNADシリコンは弱溶剤2液性シリコン塗料で大変高耐久の塗料です。この上位にはフッソがありますが、コスパはシリコンの圧勝なので通常の塗り替え工事では最高の塗料だと思います。

モリタ建装の高耐久仕様の見積ではシルビアNADシリコンを使っています。

写真は左が塗装前で旧塗膜はハガレ各所に錆が発生している状態で、右がエポキシ系錆止め・シルビアNADシリコンで仕上げたものになります。

屋根工事前 工事完了
2025年2月3日(月)
Hハイツ外部改修工事-4

■屋根の塗装は必ずやりましょう。

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

住宅の塗り替えでたまに屋根を塗装しない物件を見ますが、外壁を塗装した折に全面足場を掛けながら、何故屋根を塗装しなかったのか判らない工事をたまに見かけます。

住宅の屋根には和瓦・洋瓦・コロニアルなどいろいろありますが、特にコロニアルは厚みが5mm以下ととても薄いスレートなので、小亀裂から破損に悪化しやすく絶対塗装をした方が良いものです。10年ごとに塗装すれば数十年持ちますが、塗装しないと20年弱で劣化が進み、コロニアル貼り替えが必要になります。

たまにコロニアル瓦がミルフィーユを剥くようにささくれ立ったような剥離をしているものがありますが、これはアスベストが禁止された折、今までコロニアルにアスベストが接着剤として良く使われていたので、それを除去した結果、ひじょうにモロいコロニアルになってしまった製品です。

このささくれだったコロニアルは塗装してもすぐに剥けてしまうので塗装不可です。コロニアルの貼り替えや金属屋根カバー工法と言った100万円に近い工事費が掛かります。

そしてどうせ屋根を塗り替えるなら遮熱塗装をお勧めします。塗装代はあまり変わりませんし、夏場の最上階に上がった時のムワッとした熱気がかなり緩和され、最上階室の光熱費も低減されます。

Hハイツの屋根コロニアルは表面の塗料が劣化してほとんど剥がれた状態で、屋根頂点の棟包み鋼板が無くなり、室内に雨漏りが発生していました。左の写真が工事前の物です。普通なら棟包み鋼板を新設しますが、現場環境が強風が多く再び棟包み鋼板が吹き飛ぶと恐れがある事と、工事金額を安くしたいというオーナーの意向から、棟包み部分をウレタン防水する事にしました。また屋根裏の湿気を排出するため、複数個所に脱気盤を設置しました。右の写真のグレーのラインがウレタン防水です。

ウレタン防水する事によって工事金額は棟包み鋼板新設より1/4程度になり、強風によりフッ飛ぶ恐れもありません。またコロニアル全体を濃茶で塗装する事により、劣化が進んでいた旧コロニアルを高耐久にしました。


シーリング撤去 テープ養生
2025年1月27日(月)
Hハイツ外部改修工事-3

■シーリングの種類などなど

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

Hハイツは壁がサイディングの為、目地にシーリングしてあります。モリタ建装ではサイディング間目地に関しては全て古い物を撤去して新規シーリングします。

Hハイツでもいつもどおりシーリングを撤去してたら、作業員からシリコンシーリングが使われていると報告を受けました。

シリコンシーリングはホームセンターでも良く見られる、透明やホワイトのシーリング材で、施工が簡単で防水性が高いので一般の方には使い易い製品でしょう。

ところが塗り替え業者にとってシリコンシーリングは天敵なようなもので、この上にはどんな塗料も塗装できませんし、ブリージング現象という汚染を呼びつける事があります。私たちはシリコンシーリングは扱いずらいので絶対に使用しませんが、知識の無い大工さんや電気などの設備屋さんは施工性の良さから結構使っています。

シリコンシーリングなんか使ったら塗り替えが出来ないので、既存シールを全て撤去しポリウレタンシーリングに打ち替えました。

塗り替え工事で使われるシーリング材は主に変成シリコンとポリウレタンが使われます。変成シリコンはシンコンコシーリングと違って上から塗装できる性質があります。変性シリコンと書く業者もいますが変成が正しいです。大学の化学の教授のお宅を塗り替えた時に教わりました。

モリタ建装ではシーリングの上に塗装する場合はポリウレタン。上に塗装せずシーリング自体が表しになる場合は変成シリコンを使っています。これは変成シリコンは高額なのと、塗料との接着性はポリウレタンの方が高いからです。またポリウレタンは紫外線に弱いので表しに出来ません。

また質の悪い業者は目地シーリングを全撤去せず、悪い部分だけ撤去や旧シーリングを撤去せずに新規に打つ、ブリッジ工法やカバー工法とごまかして施工する業者がいます。シーリング撤去費がかからない事とシーリング材料代が掛からない事でいわゆる手抜き工事です。

シーリングメーカーの技術者に聞いたところ、新規シーリングは最低厚みが5mmないと数年で亀裂がでて耐久性が保てないと聞きました。ブリッジ・カバーなんて1mm程度しか厚みが無いので、数年で亀裂が発生してしまいます。工事保証書を発行しているモリタ建装ではシーリング撤去無しなんてありえません。

窓回りシーリングに関しては、本当なら撤去したほうが良いのですが、三角シーリングで厚みが確保できるので、工事費低減の為に旧シーリングを撤去していません。

鉄骨階段 鉄骨廊下軒天井
2025年1月20日(月)
Hハイツ外部改修工事-2

■鉄骨の塗装はノウハウ豊富のモリタ建装に!

前回に引き続きただ今工事している東川口のHハイツ外部改修工事の話題をお話しします。

Hハイツは築年数が30数年と古いので、階段や廊下が鉄骨で出来ています。

鉄は素材が安く成型が容易なため以前では建築に大変良く使われていました。ただ、5年程度で錆びがはじまり、錆が進行すると大きな金額の補修営繕費がかかってしまうので、近年の建物からは敬遠されています。これは木材にも言える事ですね。

鉄骨の廊下の床はデッキプレートと言う横に凹凸状にして強度を高めた鉄板の上に、モルタルやコンクリで床を形成していますが防水していないものが多い為、鉄製デッキプレートの錆が進み、床板が崩落する事故がタマにおきます。人身事故にも繋がる大きなトラブルになるので鉄製廊下の建物は注意が必要です。

デッキプレート上のモルタルにタキストロンのようなエンビシート防水を施してあれば良いのでしょうが、エンビシート防水は高額になってしまうので、古いアパートに使うのは中々難しい為、モリタ建装ではウレタン防水か防塵塗装で修繕しています。

今回のHハイツでは予算的に防塵塗装にして、壁との繋ぎ等漏水が予想される部分はウレタンシーリングする事にしました。一般的に床用防塵塗装はすぐに剥がれたり傷が付きやすいですが、今回はモリタ建装の薦める日本特殊塗料(株)のユータックRを使用します。

ユータックRはとても優れた床用塗料で、比較的安価で剥がれづらく大変よい塗料です。当サイトの[プロが教えるdiy塗装法] http://www.moritakenso.net/diy-painting.html の最後にもユータックRをご紹介しています。

写真の左は鉄骨階段で、入隅やモルタル床まわりの錆がかなり進行しています。これらの部位は常に湿潤な環境の為に錆が進みやすいんです。錆の補修方法としては、ヤスリや鉄ブラシによって錆を全て撤去して、エポキシ系の錆止めをキッチリ塗装して、その上に仕上げのシルビアNADシリコンを塗装します。
このように良い塗装しても多分10年弱で錆が出てくるでしょうが、鉄製品は錆を進行させないように出来たら5年ごとの塗装をお勧めします。

右の写真は廊下の床下で先ほどの鉄製デッキプレートですが、天井の塗料がほとんど剥がれきった状態です。これはデッキプレートが溶融亜鉛メッキ製でなにも下処理しないで塗装したため、塗装の接着力がほとんどなかったと思われます。

鉄製品を溶融亜鉛メッキするとシルバーになり錆無くなりますが、キズなどに弱く小傷から錆が進んでしまいます。Hハイツは廊下天井がシルバーなのはおかしいだろうと塗装したのでしょうが、塗装業者が溶融亜鉛メッキの塗装前下処理を知らなかった為、ブザマな状態になっています。

今回は良く洗浄ケレンしたうえに溶融亜鉛メッキ専用のプライマーである日本ペイントのハイポンアクチブプライマーを使用します。

塗り替え工事には下地の特徴を熟知していないと後々トラブルになってしまいます。塗り替え工事には経験とノウハウのあるモリタ建装におまかせください。

着工前 足場仮設工事
2025年1月13日(月)
Hハイツ外部改修工事

■モリタ建装は賃貸物件も得意です。

賃貸物件としては昨年の川口市前川のRマンションに続き、本年一発目の工事は川口市東川口のHハイツ外部改修工事を開始しました。

当ブログも今回から数回はHハイツ関係のお話をします。

Hハイツは屋根:コロニアル 外壁:サイディング の他、鉄骨階段・鉄骨廊下などなど塗る所の多い建物で、築年数は40年弱の建物です。

塗る所の多い建物は工事が完了すると全てが綺麗になるので見違える事になると思います。どれほど素敵になるかお楽しみを。

一戸建て住宅の場合は弊社の高耐久仕様という高級な塗料を使い長持ちする事が目標になりますが、Hハイツのような賃貸アパートの場合、賃貸収入とのバランスからコスパの良い塗料をメインに使う事になりました。

Hハイツの問題点は屋根コロニアルの劣化と鉄骨廊下階段の錆の進行を止める事が主眼となります。

特に鉄骨廊下階段の錆の進行が進むと、床板の崩壊落下など重大事故につながるので、適正な塗装が必要になります。

鉄製品は安価で成型も簡単なので建築には以前より多く使われていましたが、5年程度で錆びてくるという致命的な欠点から近年では鉄製品は避けられています。

今回は鉄製品だけは良い塗料を選択し、なるべく錆が進行しない事を目的として工事をします。

Hハイツは12世帯有るので工事内容告知や工事進行のご案内等々ありますが、Rマンションの時も話しましたが掲示板やチラシを活用し住民理解を得るノウハウはモリタ建装は豊富にあるので得意分野でもあります。賃貸物件の工事では居住者の方々の協力が必須になるからです。

塗装の臭いや塗料が衣服などを汚さないように、細かい工事内容の説明をします。綿密に連絡をすると住民の方から信頼も得られ工事に大変協力的に進行していきます。

工事工程は1.5ケ月程度の長丁場なので、安全に充分注意して管理監督していきます。

川口にお住まいの方は東川口駅前通りを東川口駅から美園方面に500mほどいった道路際にモリタ建装のシートを掛けたHハイツの改修現場がありますのでご確認ください。(2月中旬まで)

:ケイ酸カルシウム板 石膏ボード
2025年1月6日(月)
塗装素材-5

■各種パネルに適正な塗装法を

現在では住宅の内壁にはボード類が使われています。部位や効果によって色々なボードがあり、対応する塗料があります。
ボードに適さない塗料を使うと、亀裂や剥離などのトラブルが予想されるので、適切な塗装のノウハウが生き来る塗装素材です。

●けい酸カルシウム板(ケイカル板)
セメント、けい砂、石灰、消石灰が主成分。 
アルカリ性はほぼ中性である。 
もろく、粉化性で吸い込みが非常に大きい。 


●木毛セメント板
木材を木毛状にしたものにモルタルに付着させ、圧縮して板状にしたもの。 
多孔質で吸音性、断熱性が良く内装用などに使われる。 
含水率、アルカリ性も低いので、中和処理をせず直接塗装出来る。 


●繊維板
アスベスト板ともいわれ、石綿とセメントに水を加え混練したもので、高い耐熱性に優れ、硬く耐水性もあるので建築に多用されてきた。 
近年のアスベストの健康被害の問題から、現在は使用されていない。 


●石膏ボード
石膏にのこくずや短繊維を加えて水練りしたものを難燃処理をした厚紙でサンドイッチし、圧縮して平板状にしたもので難燃建築材料として多用されている。 
穴あきボード、テーパーボード、防水ボード、平ボード、ラスボードなどがある。 
ラスボードは内壁のモルタル仕上げの下地材として用いられている。 
穴あきボードは吸音穴に大小の二種類があり、吸音建築材として使用されている。 

本編が今年初めのブログになります。本年もご愛顧のほどお願いいたします。


バナースペース


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